上野大仏(うえのだいぶつ)は、現在の東京都台東区上野恩賜公園内にあった大仏。像高約6メートルの釈迦如来坐像だった。関東大震災に至る度重なる罹災により損壊し、胴体も戦時の金属供出で失われた。現在では顔面部のみがレリーフとして保存される。所在地は上野精養軒に隣接する大仏山という丘の上。薬師仏を祀るパゴダ様式の祈願塔と志納所が併設される。

胴体を失った顔面は「これ以上落ちない」という意味で「合格大仏」とも呼ばれ、受験生らが祈願する[1]